
風に強い 旭ファイバーグラスが米国から輸入する ラミネートタイプのアスファルトシングル材 リッジウェイ。
薄くて軽い材料なので カラーベストの上に重ねて施工するカバー工法対応の屋根材です。
改修費用もガルテクトよりお手頃。塗装でなく変色しにくい彩色石を使用しているので 色が長持ち。

ランダム配色により、薄い材料でありながら立体感を表現してるます。葺き上げると 単調になりにくいです。

弊社では屋根リフォームの際 現場に合わせて新調します。これは既存の水切りは経年で傷んでいたり、新しい屋根材の厚みが違うためです。
屋根材表面の彩色石のつぶつぶが 毛細管現象を抑制
水返しのないことでは同じタイプのカラーベストは、材料の重なり部の毛細管現象が発生しやすいことが弱点でした。特に塗装後や、経年でホコリが溜まると雨水が釘穴近くまで吸い上げられる傾向があります。

ラミネートタイプのシングル材
釘打ちは下の材料と合わせて三層重ね部分、一番丈夫なポイントを狙います。表面の石粒が重なり部分にもコートされてるので毛細管現象は起きにくいです。主材がアスファルトなので、パッキン効果で釘穴からの万一の雨水侵入を防ぎます。

古いタイプのカラーベスト単体の写真
黄色い矢印が規定の釘穴で、青い矢印が毛細管現象で雨水が逆流した形跡です。ここまで劣化すると、野地板に釘が効きにくいので重ね葺き改修は適応外になります。
カラーベストも もともとは細かい木目風の立体加工がされてますが 古くなると空気中のゴミやカルキ分 再塗装時の塗料の回り込みで 目が詰まって毛細管現象(雨水吸い上げ)が起こります。2次防水紙があるですぐに雨漏りしませんが、野地板が傷めることがあります。
カラーベストの塗装は1回まで できれば避けたほうが◯
カラーベストは安易に塗装されずに どうしても塗装されたい場合は1回限りが良いでしょう。屋根のことを考えるとリッジウェイなどの軽い屋根材でカバーするか 葺き替えが無難です。
理由は、ただでさえホコリがつまり排水性を悪くなったカラーベストに塗膜の土手を作ってしまうため。
塗装改修の手順には、ヘラを差し込んで土手になった塗料の密着を外す作業が必要です。密着すると屋根材の間に入った雨水が排出されにくいからです。屋根の頂点は棟板金で押さえつけてるので 無理に縁切り作業をすると割れてしまいます。なので省略されることが多いです。
リッジウェイは単純な構造ですが 防水性が高いです
グラスファイバーシングルは カラーベストと同じ 重ねるだけの 単純な材料です。 ハリケーンの発生する米国ではスタンダードな屋根材です。同じく台風のある日本でもリフォームなどでは採用メリットが多いです。軽いのでカラーベストのカバー工法に使用したり、柔軟性のある材料の特徴を活かして、瓦屋根の古民家で 野地板に不陸がある現場でも 扱いやすい材料です。最近の円安で少し高くなりましたが、人気ある材料です。


