1.日本瓦を耐震性の高い、美しいいぶし瓦へ葺き替え
※弊社施工の「いぶし和型・入母屋」
自然素材である粘土瓦(いぶし瓦・釉薬瓦等の陶器瓦)も、工業化された設備により、現在ではゆがみが少ない、精度の高い製品になりました。
そのため従来の瓦(かわら)のように土による、不陸(がたつき)調整を必要としません。葺き土が不要な分、軽い屋根にすることができます。
瓦桟掛け工法・ステンレスローレット釘(抜けにくい特殊釘)、および瓦本体の防災構造があいまって、強風によるズレも心配がありません。
※弊社使用の防災瓦
また葺き替えの際に、野地板を構造用合板で補強すれば、ひねり方向の外力に強くなりますので、災害に強い家に生まれ変わります。
従来の日本瓦の屋根は、その屋根の三角の頂点である「棟(むね)」が傷みやすい部位でした。棟瓦は練り土で施工することが多く、土は雨で流れやすいので土を面戸漆喰(めんどしっくい)でカバーします。ただ、その漆喰は経年変化で剥がれ落ちるので、定期的に塗り替える必要があります。
弊社で採用する工法では、練り土を一切使わず、南蛮漆喰と呼ばれる,空気と反応して固化する、材料を使用します。従来の土に白漆喰を塗り押さえる工法よりも地震・台風の負荷に対して、崩れにくい強度の高い屋根に仕上がります。